長い長い数百メートル

デリー駅に着くと、降りた途端に荷物を持とうとする人がいるのは恒例。改札(無いのと同じ)までの渡り通路でもうタクシーの運転手さんが声かけてきました。構内なのに。当然入り口では一気に4人くらい声かけてきました!

ホテルまではほんの数百メートル、徒歩10分でしたので歩いて行こうとしたのが苦難の始まりでした。

まず交通量が多く、歩道も整備されていなく信号も殆ど無いので車やトゥクトゥク(三輪バイクに屋根がついた乗り物)と一緒に歩く状態( 5センチで接触!)で、反対側に渡るには渋滞でいきり立ってクラクションを鳴らしている車の間をすり抜けて渡るしかありません。

やっとのことで渡りきると、外国人なのとスーツケースを見て次々と声をかけてくる人が寄って来ます。汚い身なりの人は明らかにたかってくるのであしらっていると、小綺麗なイケメンがあっちは危険だ、ほら見ろと指差してます。確かに渋滞は見える。すぐそこに事務所がある観光案内の会社で働いてるとの事。道を回りこまなきゃダメだと。僕も道は把握していたのでなるほどと思い向かおうとすると、危険だから彼に案内させるよと、もう1人の英語を話せる現地人を付けてくれました。『Have a nice day!』と見送りまで。

数メートルも進まないうちに彼が止まり、『君たちはヒンドゥーか?イスラムどちらか?すぐそこの道で祭をやってるので外国人や異教徒は通れない、危険で不可能だ!』と言ってきました。

一瞬考えましたが祭と聞いた瞬間に日本で見たインドについてのブログを思い出し、全く同じ展開なのに気づきました!

そういえば先程声をかけてきたイケメンは名刺を出したけど、チラと見せるだけでくれなかった(ちゃんと読ませてもくれなかった)。別の高い宿を案内してくる展開と分かったので、早々にさよならしました。
『Impossible!』と最後まで言ってました。

その後も必死な少年がついてきたり、『どこへ行くんだ?』と聞かれ答えると『道はこっちだ!』と嘘つかれたりして、妻はもう不安と疲れでストレスMAX。

でも全部下知識のおかげでかわす事ができ、やっとのことでホテルへ到着。
こんな長い数百メートルは初めてでした。

Hiroyuki Saito / Taiko Drummer

和太鼓奏者 斎藤広之 公式ホームページ Official website of Taiko Drummer, Hiroyuki Saito

0コメント

  • 1000 / 1000