脱力

【質問箱 ~教えて!斎藤先生!~】

A. それについては言いたいことがたくさんあるんです。あなたがどの段階の演奏者かにもよりますが、ここでは初心者向けのアドバイスとしてお答えします。力を抜くということには誤解があり、最初からふにゃふにゃに叩くということではありません。たとえ経験者でも初めての手順やフレーズを打ったり、覚えていない曲をその場で緊張しながら打ったりすれば、誰でも力は入ります。
まずは不器用でも何でも思いっきりやることです。力を抜くとか、小手先のことではなく、全力で打ってみる。全力で打ったら、最弱(しっかり打つ弱)を身に付ける。それがちゃんと身に付いたときには何か見えてくるはずです。次の段階のアドバイスは別の機会に。

プラスアルファ↓
あまりにも「和太鼓の初心者」向けのアドバイスになってしまい、ちょっと偉そうに聞こえるので補足させて下さい。
私の場合、力が入ってしまう時には大体呼吸が浅いか止めてしまっているので、深呼吸を心がけています。慣れないフレーズや練習が足りず、身体に入っていないリズムを打つ時にも力が抜けない事があるので、反復練習で解消できる場合もあると思います。
和太鼓の場合は、思いきり打つ中での音圧を下げない抜きどころを探す練習が必要と思います。

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Hiroyuki Saito / Taiko Drummer

和太鼓奏者 斎藤広之 公式ホームページ Official website of Taiko Drummer, Hiroyuki Saito

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